=第一部『戦略策定』の流れ=
経営は日々の判断や行動の積み重ねですが、その出発点は「将来、どうありたいか」を描くことにあります。
理念を掲げ、ビジョンを形にし、そこから逆算して具体的な計画へ落とす。――この一連の流れを整理することが、経営を前進させるための第一歩です。
オフィス・ディーブスでは、このプロセスを 「戦略策定」 として捉え、以下の4つの段階に分けて整理します。
1. 将来の『ありたい姿』を描く ―― 理念・ビジョン・目標の整理
経営のスタートは、会社が「どうありたいか」という問いに答えることです。
理念・ビジョン・目標を整理し、将来の「ありたい姿」を明確にする。これがすべての基盤になります。

2. 『戦略ストーリー』の構築 ―― ビジョン達成への道筋を描く
ありたい姿が見えたら、それをどう実現していくか。
理念から目標を経て将来ビジョンへ至る道筋を「戦略ストーリー」として整理し、全体像を筋立てていきます。

3. 『アクションプラン』に落とし込む ―― 優先順位とスケジュールを決める
戦略ストーリーは絵に描いた理想で終わってはいけません。
どの行動をいつ、どの順番で実行するか――具体的なアクションプランに落とし込むことで、実現可能な計画となります。

4. 『事業計画』の策定 ―― 財務と資金繰りで裏付ける
最後に、戦略とアクションを「数値」に置き換えることが必要です。
売上・利益計画、資金繰り、財務のロードマップを策定することで、将来への道筋に裏付けが加わります。

まとめ
「ありたい姿 → 戦略ストーリー → アクションプラン → 事業計画」という4つのステップは、経営の流れを一貫させるための道筋です。
第一部では、この戦略策定の流れの4ステップそれぞれについて記事で掘り下げていきます。
各記事は独立して読めるようになっていますが、順に読み進めることで「将来のありたい姿」を描き、それを計画へ落とし込む全体像が見えてくるはずです。
次の記事では、まず出発点である「将来のありたい姿を描く」――経営理念・経営ビジョン・経営目標の整理について見ていきます。